若返りの湯 海水の2倍の強塩泉 新安比温泉に行ってきた【温泉編】
まだまだ寒い日が続いていますね。
そんな寒い日には、あたたかい温泉に浸かって日々の疲れを癒されたいですよね〜
私は旅行関係の仕事をしていた頃は、仕事で月の半分くらいは各地の温泉に入っていました。
プライベートでも色々な温泉に出かけています。
そんな温泉大好きの私が最近、全国でも珍しい温泉があると聞きさっそく行ってきました。
新安比温泉って聞いたことありますか?
場所は岩手県の北部、近くにはスキーで有名な安比高原や紅葉の名所の八幡平があります。東北自動車道の安代インターからおりてすぐの場所に、新安比温泉があります。
盛岡インターからは一時間ほどで行くことができ、インターからすぐなので雪深い東北の雪道が心配な人にも嬉しいですね。
私たちは手前の八幡平インターから降りて、安比高原スキー場へ立ち寄ってから向かいました。
2月でしたのでスキー場までの道のりは圧雪された雪道でしたので、冬タイヤは必須です。
安比高原スキー場はこの辺りでも最大級のスキー場で、大小様々なゲレンデや宿泊施設があります。私たちはスキーではなくソリなどの雪遊びをして楽しんだのですが、とても良かったです。
あと、安比高原スキー場のミルクソフトクリームがとても美味しかったです!私はソフトクリームマニアでもあるんですが、今まで食べた中でもここのソフトはかなり濃厚!しかもアイスの密度が高く、持った時にずっしりと重いんです。甘さも丁度良くて口溶けもなめらかです。
安比高原アイスの方はカップになって色々な場所で販売されていたのですが、ソフトクリームはほとんど見かけなかったので、ソフトクリームだけでも食べに来る価値ありますよ!
安比高原は一年中楽しめるリゾート施設で、この日の沢山の観光客がいました。
冷えた体を暖めるのはやっぱり温泉ですよね〜!早く温泉に入りた〜いと逸る心を押さえ新安比温泉へ向かいました。
安比高原スキー場から新安比温泉までは下道で30分程で行くことができます。
この道はきちんと除雪されていたのですんなりと行けました。
こちらが新安比温泉 静流閣です。
見えているのが新館にあたるりんどう館で、この右下の方に温泉があるあじさい館があります。 あじさい館には日帰り入浴専用の施設が入っていて、10:00〜19:00までは700円で日帰り入浴を楽しむことができます。
食事処や無料の休憩所があり、地元の方も湯治目的で利用されているそうです。
いつもは日帰り入浴が多い私たちですが、今回は宿泊です!テンションが上がります
こちらがロビーです。
山小屋のコテージをイメージしてリニューアルされたロビーはとても落ち着く雰囲気です。
岩手に関する本がならんでいたり、インターネットコーナーもありました。奥からは庭が見え、とても眺めが良かったです。
ひな祭りが近いということもあり、こんなに立派な雛人形が飾ってありました。
七段飾りは今なかなか見られないですよね〜
こちらに座ってゆっくりとチェックインすることができました。
雪遊びでくたくただったので、座ってチェックインできるのは嬉しいです。
ウェルカムドリンクで、なんと温かい甘酒を頂きました〜!
地元の麹を使ったものだそうで、甘さ控えめで大きめの麹がたっぷりで美味しい〜
接客してくださる旅館の方が皆さん素敵な笑顔で、心も体も温まりました。
こちらがりんどう館の和洋室のお部屋です。入った瞬間、雪!と思わず口に出たくらい窓から見える景色は雪化粧した山肌がきれいに見えます。もう少し近づくと山の上の方が良く見えて、動物がいないかなぁと探したりもしていました。
リニューアル後なので、とても綺麗でオシャレでした。ベッドはシモンズ社のものだそうで、寝心地も最高でした。
部屋でゆっくりする前に、さっそくお目当ての温泉に向かいました。
新安比温泉は2つの源泉を持っていて、温泉も「金の湯」「銀の湯」の2か所があります。
源泉の一つは建物の下の駐車場にあり、大浴場の金の湯に使用しています。もう一つは駐車場の上にあり銀の湯に使用しています。
銀の湯は21:30までは貸し切りの時間のため入ることが出来なかったので先に金の湯へ行きました。
こちらが、大浴場の「金の湯」です。
入ってまずお湯の色にびっくり!これが内湯ですからね!
これぞ温泉!という色と、香りです。色味ほど鉄の香りはしません。源泉の温度が低いのでお湯は加温しているそうですが、源泉かけ流しです。丁度いい抜群の温度でした。
よく見るとふわふわと温泉成分の湯の花が浮いています。これは天然ミネラル成分らしいです。
さらっとしたお湯ですぐに体がぽかぽかしてきました。はぁ〜幸せ。
安比温泉は全国屈指の「強塩泉」です。
塩分濃度はなんと海水の2倍以上というのだから驚きです。1キログラム中に20グラムの塩分が含まれていて、有馬温泉に匹敵するほどの濃度です。
その濃さのあまり源泉が再結晶するほど。温泉に入ると縁から床にかけてザラザラしているのですが、これが再結晶化した温泉成分なのだそうです。
ロビーに実際に再結晶化したものが展示されていました。
温泉成分が結晶化するほどの濃さの温泉は探してもそうそうありませんので、いかにこの温泉がすごいのかが分かります。
温泉を少し舐めてみましたが、やっぱりしょっぱかったです。
この塩分が体を芯から温め、血行を良くしコリや痛みを和らげてくれます。
またデトックス効果が高く、汗と一緒に老廃物や毒素を排出してくれます。
また、メタホウ酸の含有量は日本一!
アトピーや傷などの皮膚トラブルに効くといわれており、お肌がつるつるピカピカになるそうです。
これ以外にも硫黄、鉄、ナトリウムなど体に良いとされる成分が沢山入っています。
これが若返りの湯と言われる由縁なんですね〜
こちらが森の露天風呂です。私のときは一面雪景色で目の前が山々しかないのでとても静かで最高でした。
ラジウム鉱石の人工温泉です。手前が立ち湯になっていて、深さが120センチくらいありました。腕を置く場所があるので顎に両手をおいて暫くぼーっと入っていました。立ち湯の露天風呂も珍しいですね。
隣は浅い浴槽で、寝ながら入ることがだきました。寝湯って大好きなんですよね〜外が寒かったので全身浸かるのがちょうど良くて、景色を見ながらこちらも長い時間浸かっていました。
温泉の効能は以下の通りです。
【一般的適応症】神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進
【泉質別適応症】きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人
こちらがもう一つの温泉、らくらくの湯「銀の湯」です。
あの瀬戸内寂聴先生がこの温泉を大変贔屓にしたそうで、らくらくの湯と名付けたんだそうです。この看板の文字も先生がお書きになったそうです。
銀の湯は時間で貸切にすることができます。17:00〜21:30の間で希望の時間を前日までに予約すれば貸切で入ることができます。料金で30分で1620円。
私は貸切にはしませんでしたが、夜と朝に行くとだれもおらず貸切状態ではいることができましたよ。
貸切風呂って小さい浴槽が多いのですがこちらはとても広く、洗い場も5つあるので5人は一度に入ることができます。小さいお子さんがいる方やどご家族で利用されている方が多いようでした。
銀の湯は金の湯とは違う源泉から引いているようですが、こちらもにごり湯の温泉です。色は茶色に近いのですが、とろんとしたお湯で温まります。金の湯と比べ、鉄のような匂いがなかったので私はこちらの方が長い時間入っていられました。
こちらのお湯も舐めるとしょっぱかったです。
温泉の写真
引用:
温泉:金の湯・銀の湯・森の露天| 岩手の温泉 新安比温泉 静流閣
ふたつの温泉の違いが分かるように、ロビーにはこんなものが置いてありました。
金の湯は茶色というより、赤くみえますね。銀の湯も赤褐色に見えたのですがこう見ると透明に近いのですね。
どちらの温泉もとても気持ちがよく、上がった後もずっと体がぽかぽかしているので合計で4回もはいってしまいました。
朝起きるとお肌がつるつるになっていたので驚きました。このお湯持って帰りたかったなぁ〜
以上温泉編でした!
料理も本当に美味しかったので次回は料理編をお届けしたいと思います。