プチ断食ダイエットを週末(土日)に行って1.5キロ痩せることに成功した方法
プチ断食は本格的な断食に比べて、体への負担が少なく痩せる効果も期待できるおすすめのダイエット法です。
プチ断食ダイエットのやり方はいくつかありますが、目安としては1〜3日の断食をするやり方が効果的です。
特におすすめの方法としては、土日の週末に行うプチ断食になります。
仕事などがない週末に行うほうが、ストレスを感じずプチ断食を行うことができるからです。
実際にプチ断食ダイエットを土日に行い、1.5キロ痩せた方法を紹介します。
プチ断食ダイエットのやり方を知りたい人や、すぐに体重を落としたい人は参考にして下さい。
プチ断食の効果
多くのダイエット方法の中でも、美容や健康にも効果を期待でき、短期間で効果を実感しやすいと注目を集めているのがプチ断食です。
モデルや女優も実践するプチ断食ですが、主にダイエットを中心とした3つの効果が期待できます。
ダイエット効果
土日の2日程度食べ物を口に入れないプチ断食はダイエットに効果的です。
私たちは食べ物で摂取したカロリーをエネルギーとして消費していますが、断食期間は体内の脂肪をエネルギーとして燃焼するので、余分な脂肪を減らせます。
また、プチ断食には基礎代謝を高める効果もあります。私たちが食事をすると、腸をはじめとする内臓はその消化のために働きますが、長期間働きすぎた内臓は疲れ切って活動量が減少していることも多いです。
断食期間中に疲れた内臓を休めると、内臓の活動が正常化されて基礎代謝も向上します。
基礎代謝とは生きていくために必要である最低限のカロリーなので、プチ断食で基礎代謝が増えれば、痩せやすい体質も手に入れられます。
なお、長期間断食すると、摂取カロリーは減少しますが、体に負担がかかって内臓が十分に働きません。内臓の機能が低下したら基礎代謝も下がるので、痩せにくい体質となり、リバウンドにもつながります。
そのため土日のプチ断食のような、短期間で行う方法がダイエットにはおすすめです。
デトックス効果
プチ断食中に腸を休めると、腸の機能が活発化し、宿便が排出されたり、便秘が解消されたりしてデトックス効果を期待できます。
デトックスによって体に現れる変化は次の3つです。
宿便が腸に溜まっていると、排出されず体内に蓄積された老廃物は体中を巡ります。これによって肌荒れが起こるのですが、プチ断食で老廃物をデトックスすると、老廃物が原因の肌荒れを改善させられます。
免疫についてですが、腸には免疫細胞の約70%が集中しています。プチ断食でデトックスし、腸の機能が回復されると免疫細胞が活発に働き、風邪やインフルエンザの予防につながります。
デトックスは心の健康にも効果的です。やる気を出す「ドーパミン」や心を幸せにする「セロトニン」は腸で作られているので、腸の状態を整えるとポジティブな気持ちになれます。
断食によってデトックスをしたい場合、医師の判断なしで長期間の断食を行うことは避けましょう。長期間食事を取らなければ、体が栄養不足になり、肌荒れや免疫力の低下につながります。
プチ断食であれば、体への負担も大きくないのでおすすめです。最初は土曜だけか、日曜だけのように1日プチ断食から始めるのが良いでしょう。
アンチエイジング効果
プチ断食のメリットはダイエットやデトックスだけではありません。内臓を休ませることは多くの女性にとって悩みの種である老化の予防にもつながります。
プチ断食によってアンチエイジングできるのは血液のめぐりが良くなるためです。内臓の働きが活発化されて血行が促進されれば、新陳代謝が活発化し、肌の健康を守れます。
また、体の隅々に栄養を運ぶ血液の流れが良くなると、栄養が全身に行き渡ります。栄養をもらった細胞は活発に働くので、老化の予防につながるのです。
一方、アンチエイジングを目的として長期間断食するのはおすすめできません。長期間に渡る断食で栄養が不足すると、体は老化して血行が悪化したり、代謝が低下したりする可能性があります。
プチ断食のやり方
プチ断食はダイエットや美容に効果的である反面、誤ったやり方で実践すると体に負担をかけて逆効果となることがあります。
プチ断食は以下のポイントを押さえて実践しましょう。
プチ断食におすすめの期間
プチ断食は準備期間と回復期間も含めて1〜2日前後で行うのが基本です。
断食が初めての人は半日から1日程度でも効果はありますが、しっかりと内臓を休め、デトックスをするためには2日位でプチ断食をする方が良いでしょう。
もし、4日以上の断食に挑戦したければ、必ず医師や専門家の指示の下で断食を実践しましょう。長期間の断食は体を栄養不足の状態にする可能性が高いので、初心者にはおすすめできません。
土日を中心としたプチ断食でも、ダイエットや美容の効果は期待できるので、無理のないペースで行って下さい。
プチ断食の具体的なやり方
体にかかる負担を最小限にとどめ、内臓をしっかりと休ませるために断食は準備期間、断食期間、回復期間の3ステップで進めます。
準備期間(半日~1日)
断食中は体内に栄養が入りません。そのため、準備をせずに突然断食をすると、消化器官が断食前に食べたものを処理できず、胃のむかつきなどの症状が現れます。また、準備をせずに断食すれば、空腹に耐えられなくなることも多いです。
したがって、プチ断食を計画している場合は準備期間を設けましょう。
断食を始めようと考えている日の前日から、準備期間に入るのがおすすめです。
プチ断食中に気をつけたいのは食事の内容と飲み物です。朝食と昼食は普段の8割程度、夕食は普段の半分程度の量にとどめ、消化されやすいものを食べましょう。
断食中は食事から水分を補給できないので、準備期間はいつもよりたくさん水分を取ることも心がけてください。
なお、プチ断食をする場合は準備期間からアルコールの摂取は控えましょう。アルコールは肝臓や胃の粘膜に負担をかけるので、前日に飲むと内臓を十分に休ませられません。
プチ断食のおすすめは半日になります。このくらいであれば無理なくできるので、最初は半日の準備期間から初めてみましょう。
断食期間(1日~2日)
しっかりと準備ができたら、いよいよプチ断食を行います。
断食期間は基本的に水以外を口にしないように過ごしましょう。どうしてもおなかが減ったら、酵素ドリンクなどの栄養が高い飲みもを飲んでください。
酵素ドリンクは断食ダイエット(ファスティング)に最も適した飲み物です。
プチ断食期間の過ごし方は普段とあまり変わりませんが、激しい運動と喫煙は避けましょう。
運動や喫煙は内臓に負担をかけたり、たくさんエネルギーを消費したりするので、栄養を取っていない体は十分に対応できません。
回復期間(半日~1日)
断食を成功させるためには回復期間を設けることも大切です。
1日~2日間、休ませていた内臓は断食が終わった後すぐに機能が回復するわけではありません。
断食明けにいつもと同じ食事を取ると内臓に負担がかかってプチ断食の成果を得られないことがあるので、プチ断食終了後は半日~1日を回復期間としましょう。
回復期間に大切なのは内臓の機能を少しずつもとに戻す回復食を少しずつ食べること。
朝食は少量、昼食は普段の半分、夕食は普段の8割程度の食事を取り、徐々に体の調子を整えましょう。
十分に回復期間を設けることで、食べ過ぎも防げてリバウンドの予防にもつながります。
プチ断食前後の食事
プチ断食前後の準備期間、回復期間は食事の内容にも気をつけましょう。それぞれの期間に食べたいものと避けたいものを確認します。
準備期間の食事
プチ断食準備期間は消化しやすいものを食べて胃腸を少しずつ休めていく必要があります。
そのため、肉や魚、揚げ物などは食べず、体に負担がかかりにくい野菜や果物、豆腐などを使った和食を積極的に食べましょう。
また、この期間はプチ断食に備えて水分をたくさん摂取しなければならないので、スープもおすすめです。
特に断食を始める前日の夜は野菜を使ったスープなどをメインに食べると良いでしょう。
ご飯やパン、うどんなどの主食は食べても良いですが、胃腸に負担をかけないように普段の50%程度にとどめておくのがおすすめです。
回復期間の食事
プチ断食が終わった後の回復期間は「回復食」と呼ばれる食事を取ります。
回復食も準備期間に食べるものと同じように脂っぽいものは避け、消化の良いものを選びましょう。
回復食として一般的なのはおかゆです。断食終了後、一食目はおかゆだけを食べ、その後は体調を考えながら徐々にいつも通りの食事に戻していきましょう。
回復期間は胃腸が十分に働いていないので、調味料は控え、刺激が少ない料理を食べることも重要です。
プチ断食は土日がおすすめ
プチ断食中は食事を取らないため、活発に動くと体調不良になることがあります。
土日が休みの人は体を十分に休められえる土日でプチ断食を行い、たまった疲れも癒しましょう。
土日でプチ断食をする場合の具体的なスケジュールとおすすめの食事内容を見ていきましょう。
金曜日は半日準備期間にする
土日でプチ断食をして内臓を十分に休めたいときは金曜日を準備期間に当てます。
食事内容
プチ断食の準備期間は半日~1日ですが、しっかりと内臓を休ませるためには金曜日の昼食から準備を開始するのがおすすめです。
朝食はいつもと同じようなものを8割程度、昼食は野菜が中心の和食を8割程度、夕食は野菜をメインに使ったスープとご飯をいつもの半分程度にするのがおすすめです。
金曜日は飲み会などが開催されることが多いですが、プチ断食を成功させたいときはアルコールの摂取は厳禁です。
準備期間の過ごし方
プチ断食前日の金曜日は体調を整えることを心がけましょう。仕事や学校が終わったらなるべく早く帰宅し、ゆっくりと入浴して疲れを取ってください。翌日からの断食に備えてリラックスし、早めに寝て体を休ませておきましょう。
土曜日はプチ断食を実践
土日でプチ断食を行う場合、断食の本番は土曜日です。
プチ断食の食事内容
朝・昼・夕すべての食事を抜きます。断食中でも水分不足は体に悪影響なので、水はたくさん飲んでください。
金曜日にしっかりと準備していれば、酷い空腹を感じないことが多いですが、プチ断食中にどうしても我慢できなくなったら酵素ドリンクを飲みましょう。
飲み物でも体に負担をかけるコーヒーや糖分が多いジュースは避けた方が良いです。
プチ断食中の過ごし方
土曜日は激しい運動をしたり、長時間入浴をしたりせずにできるだけゆっくりと過ごしましょう。
空腹を感じる時は散歩に行ったり、読書やDVD鑑賞したりして気を紛らわせるのがおすすめです。
日曜日は回復期間
日曜日は回復期間です。体調を整え、プチ断食を成功させましょう。
回復期間の食事内容
プチ断食では半日~1日の回復期間を設けますが、体調を整えて月曜日から活動をするためには一日かけてしっかりと体調を回復させるのがおすすめです。
朝食は米と水、少量の塩のみで作ったおかゆを少量のみ食べましょう。
昼食は消化しやすいお粥などがおすすめで、夕食は野菜の煮物など消化しやすい食べ物を中心に食べてください。
土曜日に我慢したからと日曜日の朝からいつも通りの食事をすると体に負担がかかり、内臓の働きを弱める可能性があるので、日曜日は回復食を食べるのが大切です。
プチ断食をダイエットや美容に役立てよう
プチ断食は短期間で体の調子を整えられることが魅力的です。
はじめは辛いと感じることもあるかもしれませんが、ダイエットをはじめとするさまざまな効果を実感しやすく、達成感もあるので、気になった人はチャレンジしてみてください。
もしプチ断食を行ってもう少し痩せたいと思ったら、本格的な断食にチャレンジしても良いでしょう。
本格的な断食と言っても、修行僧のような断食ではなくダイエット向けのファスティングになります。
断食ダイエットについては、断食ダイエットでもやり方を説明しているので参考にして下さい。
参考:断食ダイエットの効果!1週間で5キロのダイエットに成功